メディア情報
2025年03月21日
寄稿記事掲載のご案内~日本経済新聞「十字路」~
日本経済新聞「十字路」に当社代表取締役社長大関洋の寄稿文『ドジャースオーナーの助言』が掲載されました。
ドジャースオーナーの助言

ニッセイアセットマネジメント
社長 大関 洋
米大リーグ、ドジャースの開幕戦が日本で開催され、大いに盛り上がった。今回の来日の立役者の一人がドジャースのオーナーであるマーク・ウォルター氏だ。ウォルター氏は米プロバスケットボールNBAのレイカーズ、英サッカーのチェルシーをはじめ様々なプロスポーツチームのオーナーでもある。
同時に彼は運用会社グッゲンハイム・パートナーズの最高経営責任者(CEO)だ。最近では人工知能(AI)関連にも踏み込んだ投資をするなど幅広い分野に関わっている。そんなウォルター氏と話をする機会を得たので多様な投資機会を見いだすコツは何かと聞いたところ、色々な場所に出向いて直接人と会って話をすることだという。
スティーブ・ジョブズ氏やウォーレン・バフェット氏は自身の成功の理由に「フォーカス(集中したこと)」を挙げている。しかし一人で机にかじりついていても良いアイデアが出ないことはある。
そんなときはウォルター氏ではないが、旅をしたり人と会って対話したりすることが解決の糸口になることも少なくない。北宋の大家、欧陽脩も良いアイデアを得るには「馬上(ばじょう)」「枕上(ちんじょう)」「厠上(しじょう)」の「三上(さんじょう)」が適していると普段の仕事環境から離れることの効用を説いている。
足元の報道では大阪・関西万博の人気が盛り上がりを欠いているという。しかし出展企業の話を個別に聞くと少子高齢化への対応や脱炭素社会の実現、デジタルと現実世界の融合といった長期のメガトレンドに取り組んだ具体的な施設や展示が豊富だ。
ウォルター氏の世界旅には及ばずとも、我々も例えば、周囲の評判で決めつけず、万博に自ら足を運んでもよい。新しいアイデアに出合う機会を得られるかは行動次第だ。
(2025/03/21 日本経済新聞 夕刊)
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