投資信託などの金融商品を購入するときには、そのお金の用途を把握しておくことが必要です。

  • 近いうちに使うお金でしょうか?
  • 長い期間、運用することができるお金でしょうか?
  • 安全に運用しなくてはならないお金でしょうか?
  • 余裕のある資金と考えてもよいお金でしょうか?

みなさんが投資信託を購入するうえでポイントとなるのが、こうした資金の性格です。

余裕のある資金がなければ購入できないの?

投資信託は、株式や債券など値動きのある商品で運用するため、元本が保証されるものではありません。債券を中心に運用する投資信託は安全性が高いと考えられますが、元本割れの事態も想定されます。このため余裕のある資金が望ましいといえるでしょう。

それでは、お金の性格別に運用方法を考えてみましょう。

1. 運用できる期間で考える

近いうちに使うお金

近いうちに使うお金で安全に運用しなければならないお金は、預金などで運用する人が多いでしょう。

長い期間、運用することができるお金

長い期間、運用することができるお金なら、収益性を追求した投資信託を選ぶという考え方もあるでしょう。

2. 余裕資金かどうかで考える

安全に運用しなくてはならないお金

安全に運用しなくてはならないお金の運用方法としては、銀行預金や郵便貯金がまずあげられます。また、投資信託でも、国内の債券で運用する投資信託などは候補にいれても良いかもしれません。

余裕のある資金

安全に運用しなくてはならないお金については、リスクが低く収益性の低い金融商品を選ぶことになりますが、ある程度余裕のある資金で、リスクをとれるのであれば、収益性を追求した投資信託を選ぶことができます。投資信託は株式や債券など値動きのある資産で運用するため、元本の保証はありませんが、相対的に高いリターンも期待できます。

投資信託は元本保証がないため、短期の運用には向かない種類のものが多いですし、余裕資金で購入するのが望ましいといえますが、様々なタイプがあるため、みなさんの利用目的にあった投資信託を選ぶことができます。余裕資金での運用であれば、とれるリスクの幅も広がり、投資信託の利用価値はさらにアップするといえるでしょう。

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

当資料に関する留意点

  • 当資料に記載されている情報は、正確かつ信頼しうると考える情報源から入手した情報およびその情報を基に作成した情報であり、情報の正確性等については万全を期しておりますが、入手情報の誤り、またはその他の要因が有りうるため、当資料に記載される全ての情報の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。
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