信託期間が終了すると、投資信託は償還されます。でも、その金額はいつ決まるのでしょうか?また、どのように計算されるのでしょうか?
償還のときの値段は決まっているの?
償還日における投資信託の基準価額を「償還価額」といいますが、その償還価額をもとに、償還日時点の投資信託保有者の保有口数に応じてお支払いする「償還金」が計算されます。
「償還金」はあらかじめ決まっているものではありません。それでは、算出方法をみてみましょう。
償還日の取引終了後に、信託財産の純資産総額を算出し、それを投資信託全体の口数(受益権の総口数)で割り、「償還価額」(償還日の基準価額)が決定します。そのため、「償還価額」は、購入時の価額を上回っていることもあれば、下回っていることもあります。また、「償還価額」が「個別元本」(詳しくは関連項目(1)をご覧ください)よりも上回っていれば、その差益に税金がかかります。
決定した償還価額をもとに、償還日時点の投資信託保有者の保有口数に応じて、償還金が計算されます。
ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって
当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。
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