投資信託を購入するときには購入時手数料がかかりますが、保有している間もかかるものでしょうか?その場合、どんな費用がかかるのでしょうか?
保有中にかかる費用は?
投資信託を保有していると、その間、費用と税金がかかります。
- 間接的に信託財産から差し引かれる費用…運用管理費用(信託報酬)、監査費用
間接的に信託財産から差し引かれている費用
間接的に信託財産から差し引かれる費用として、信託報酬や監査費用があります。
信託報酬は、運用会社・販売会社・信託銀行が提供する以下のサービスの対価として、負担するものです。
- 運用会社
- ファンドの運用、法定書類等の作成、基準価額の算出等の対価
- 販売会社
- 購入後の情報提供、運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理および事務手続き等の対価
- 信託銀行
- ファンドの財産の保管・管理、委託会社からの指図の実行等の対価
信託報酬は、毎営業日、投資信託の値段である「基準価額」が更新される際、信託財産から差し引かれています。どのくらい引かれるかについては、前もって決められており、投資信託説明書(目論見書)で確認できます。ただ、その金額は純資産総額に対する比率(年率)で設定され、金額でいくらとは決まっていません。実際、差し引かれた金額については、運用報告書に記載されていますので、運用報告書が送られてきたら見てみましょう。
監査費用は投資信託の監査にかかる費用で、信託報酬と同じように毎営業日、信託財産から差し引かれています。投資信託によって信託報酬や監査費用に違いがあるので、投資信託を購入するときに投資信託説明書(目論見書)などで確認するようにしましょう。詳しくは関連項目(1)をご覧ください。
ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって
当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。
投資信託に関する留意点
- 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
- 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
- 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
- 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
- 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。
当資料に関する留意点
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