投資信託を購入するときの値段は決まっているのでしょうか?いくらで購入するか、あらかじめ知ることはできるのでしょうか?

購入時の値段は決まっているの?

投資信託を購入するときの値段である「基準価額」は、申込時点では適用される基準価額(=購入価額または約定日の基準価額ともいいます)が決まっていません。そのため、「口数指定」で投資信託を購入すると、購入金額は申込時点ではわかりません。申込日に購入金額を確定したい場合は「金額指定」を利用しましょう。

みなさんが投資信託を購入するときの基準価額は、お申込み当日(ファンドによってはお申込みの翌営業日以降)に算出される基準価額が適用されます。そのため購入時点ではいくらで購入できるのかわかりません。

適用される基準価額は、通常、後日販売会社から送られてくる「取引報告書」にも記載されていますが、もっと早く知りたい場合は、運用会社のホームページや新聞などで確認するとよいでしょう。みなさんが購入した投資信託が国内・海外のどちらに投資しているのか等によって、適用される基準価額の算出日も異なりますので、わからない場合は投資信託説明書(目論見書)で確認するか、販売会社に確認するようにしましょう。

【ケース1】国内に投資する投資信託の例

ケース1:国内に投資する投資信託の例
※上記は一例であり、投資信託によって異なります。

【ケース2】海外に投資する投資信託の例

ケース2:海外に投資する投資信託の例
※上記は一例であり、投資信託によって異なります。

投資信託の購入方法には「口数指定」と「金額指定」があります。

1. 口数指定で購入する

「口数指定」とは口数を指定して投資信託を購入する方法です。投資信託の値段である「基準価額」は日々変わりますが、購入申込をした時点では、適用される基準価額が決まっていません。そのため、実際の購入金額がわかるのは基準価額判明後になります。この口数指定のメリットはきりのよい口数で購入できることです。

2. 金額指定で購入する

「金額指定」とは、100万円や500万円などご指定の金額で購入する方法です。申込時点で、手数料を含め購入金額は確定します。もっとも申込時点では基準価額が確定していないので、購入した口数を申込時に把握することはできません。

販売会社によっては、「口数指定」と「金額指定」のどちらかしか取扱いのないこともありますので、事前に確認しましょう。

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

当資料に関する留意点

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