みなさんの保有している投資信託が「今」どうなっているのか、「今」どのように運用されているのかが知りたい場合、どこで調べたらいいのでしょうか?投資信託を保有していると、原則として決算期ごとに「運用報告書」 (詳しくは「運用報告書」をご覧ください) が送られてきますが、それ以外にも運用会社のホームページ等でレポートを見ることができます。

月次レポート

保有している投資信託の「今」を知りたい場合、運用会社が定期的に発行している「月次レポート(=月報)」などをみるといいでしょう。

定例レポートには、毎月発行される「月報」などがあります(運用会社によって呼び方はさまざまです)。月報には、投資信託の値段である「基準価額」の値動きや支払われた分配金の推移などに加えて、その背景となった市場動向について書かれていることも多く、投資信託を保有している人にとって有益なレポートです。
月報は、おもに次の3つの内容で構成されています。

月報の主な構成

投資信託の運用実績と分配実績
組み入れられている資産の種類とその割合
運用実績や市場動向に対する、運用担当者のコメント

1.投資信託の運用実績と分配実績

みなさんが購入した投資信託が、これまでどのような値動きをし、どれだけの分配金が支払われたかなどを示す、投資家にとって最も気になるデータがまとめられています。主な項目をみてみましょう。

(1)最新の基準価額と、前月末からの増減

投資信託の値段を示す「基準価額」 (詳しくは「投資信託の基準価額」をご覧ください) と、前月末から増減した額を記載しています。

(2)純資産総額

投資信託全体の金額。いわゆる投資信託の規模です。基準価額×投資信託全体の口数(受益権の総口数)で表されます。

(3)基準価額の推移(グラフ)

基準価額の動きを折れ線グラフで表示しています。 また、ベンチマーク(詳しくは「投資信託のベンチマークって何?」をご覧ください) のある投資信託はベンチマークも同時に記載することになっているため、市場平均よりも成績がよかったのかを判断する材料になります。

(4)分配金の実績

過去に分配金 (詳しくは「投資信託の分配金」をご覧ください) がいつ、いくら支払われたかがわかります。

(5)騰落率の推移

一定期間における値動きを、基準価額に分配金を考慮した値で算出しています。

  • 上記は一般的と考えられる例について説明しています。投資信託によっては、内容が異なる場合があります。

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

当資料に関する留意点

  • 当資料に記載されている情報は、正確かつ信頼しうると考える情報源から入手した情報およびその情報を基に作成した情報であり、情報の正確性等については万全を期しておりますが、入手情報の誤り、またはその他の要因が有りうるため、当資料に記載される全ての情報の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。
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